もう一年近く前の話だが、足し算を覚えてしばらくしてから、子供が私を電卓の代わりにして遊び出した。

「1+1は」「2」
「2+2は」「4」
「4+4は」「8」
「8+8は」「16」
「16+16」「32」
「32+32」「64」
「64+64」「128」….

ここから進歩し、最近は自力で32+32=64くらいまではできてしまうようになった。ここで詰まるので、ちょっと手伝うスタイルにしてみた。

「128+128は?」
「まず100+100をやってみよう」「200」
「次に20+20は?」「40」
「最後に8+8は?」「16」
「じゃあ全部足してみよう。200 + 40 + 16なんだけど、16もバラしてまず40+10を計算しよう。」「50」
「今度こそ全部足してみよう。200+50+6になるから、答えは」「256」 「できたねー」「じゃあ次。256+256やりたい」

この調子で数日過ごしたんものの、「16384+16384=32768」あたりでちょっと無理がある気がしてきた。私はこのあたりの2のべき乗の数字を全部覚えているからできるが、子供はどう考えても今何を足しているか覚えていないだろう。

と言うわけで筆算を導入してみた。

すごい食いついてしまい、2の36乗までやらされる羽目になった。

20乗までの筆算 27乗までの筆算 36乗までの筆算

やってみて気づいたこと

  • まず数字をきれいに並べて書くのがまだちょっと辛い。練習が必要。はじめの “64” が子供が書いた数字。結局あとは私が書いた。
  • 計算は全部子供がやった。結果が10以上になる足し算はわりとできている。7+7と9+9が少し怪しかったけど、今回何度も練習したからすぐにできるだろう。
  • 数を読ませるのも結構大変だが、かなりいい練習。数字の下に「まん」「せん」「ひゃく」と書いたりした。

とりあえず子供が数字を書きやすいように、小学校の算数ノートを買ってみることにした。